夫婦の別居について

夫婦の別居について


1.夫婦の別居
夫婦の別居は、以外に多いものです。
単身赴任のような別居とは異なり、夫と妻の関係上、やむをえなく別居をしてしまうことがあります。
例えば、夫と妻の関係がギクシャクしでうまくいかなくなり、お互いに頭を冷やすための別居があります。
配偶者が不貞をしたことが分かり、どうしても一緒に住むことができなくなって別居をこともあります。
配偶者が暴力を継続的にする(DV)ことから逃れるために、別居をすることもあります。

また、お互いに離婚の意思はあるのですが、離婚の条件が決まらない場合、先に別居をする場合もあります。
単身分のようなものは除いて、夫と妻の関係上やむをえない別居は、最終的には、離婚へ至ることがほとんどのようです。
日本の住宅事情や生活にかかる費用の面で、いわゆる別々に住む別居という形をとらずに、家庭内別居をしている方々もおられます。

2.別居は、有効か否か?
勤務先の事情による単身赴任などの場合の除き、夫婦の間がうまくいかなく、やむを得ずの別居というものは、少なくとも夫と妻が一緒に住まないことから、精神的に追い詰められていた方にとっては、ある意味で傷を癒すことができる期間となりましょう。
また、夫婦がお互いの気持ちをある程度沈ませることができる時間を作れるという貴重な空間となることも考えられます。

ただし、日本人夫婦の場合には、別居をするということは、それ以前に相当我慢をしてきた結果ということがまだまだ多く、夫婦が別居をすることは、時間の長短はあるにせよ、最終的には離婚に至るケースが非常に多いと言えましょう。
ということは、離婚をどうしてもしたい側にとっては、別居をすることが、あるいは別居できることが、離婚へと向かう大きな第一歩と言えましょう。

3.別居期間の生活費
夫婦が別居した場合、専業主婦の生活費はどうなるのかということについてです。

主に収入を得ていた方は、収入を得ていない方に、生活費(婚姻費用分担)を支払うのが原則です。
主に収入を得ていない方が子を引き取り育てる場合には、子の分も含めた生活費を支払うことになります。
生活費(婚姻費用分担)の金額に関しましては、これまでその家庭でかかっていた費用を考えてみれば、およその金額が出てくると思われます。

生活費の支払いは毎月1回払いが多いようです。生活費(婚姻費用分担)をもらうつもりであれば、早めに支払いの取り決めをしたり、生活費の支払いの請求をしましょう。
理論的には、婚姻費用分担(生活費)は支払ってもらっていない期間全部を請求できるとしていますが、現実的には、つまり実務では、請求した月からの支払いを認めることになるようです。

4.夫婦の別居について ?別居期間の生活費を支払ってもらえない場合
別居期間の生活費(婚姻費用分担)をどうしても支払ってもらえない場合には、家庭裁判所に婚姻費用分担(生活費)の調停を申し立てるとよいでしょう。
家裁での話し合いになるわけですから、少なからず多からずという線で決まるかもしれません。
また、家裁で決まれば、決まった内容を調停調書に書いてくれるわけですから、
お互いにとってよいことだと考えられます。



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